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成功ばかりじゃない  ~血糖コントロール~

知り合いから、血糖コントロール、簡単そうだねって。
こんな感じの顔で言われて。
(これはいまは亡き、縄文柴犬のイッチ君)

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ムカッとしたので書いてみる。

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そんなワケ、ねぇ~だろ!!ラクそうに見えるだけだぁ~!
(大体、他の人が簡単そうにやっている事ってのはけっこう難しいもんなのだ)

(いや、それにしても、、、いまは亡きゴマの助ぇ~・・・なんっちゅう顔してんのよ?
いやいや、それをまた、撮ってるアタシもどうかと思うんだがね ^^;
※これはこういう顔を撮ったのではなく、撮れちゃったんだけど)

*****

丁度、前夜の血糖が62で低いからって、チョイと多めに食べたらば・・・
朝から142、なんてことになった。
いつもいつも、血糖コントロールが成功するとは限らない。
♪わかっちゃいるけど止められない♪なんてことはザラ。

成功してるだけじゃ、ない。
ちゃんと、失敗もしてる血糖コントロール。
いや、失敗している方が成功より多い。多すぎる。
むしろ、失敗しまくっているからこそ成功していると言っても良い。
ただ、命に係わるような致命的な失敗をしていないだけ。

で。
わりと成功しているのには理由があって。
失敗して、悔しくて。
コンチクショ~!と思うから、試行錯誤しまくって。
血糖コントロール出来るようになったんだよ。

アタシのインスリンの打ち方は定量打ちなんだけど。
持効性インスリンのトレシーバで、毎食前の血糖が80~100になるように調整して。
超即効性インスリンのヒューマログは、朝・昼・夕に良く食べる主食の量に合わせてる。
(ただし、朝と夕は食後に散歩を50~60分することを前提に定量を決めてある)
こうしておくと、全体的に血糖が上下した時などに解りやすいし。
トレシーバの量を調整すればなんとかなることが多い。
(年に数回、一気に。-2単位、+2単位、することが必要な時もあるし。
最初の指導が食品交換表とインスリン定量打ちだったので、やりやすいのかも)

で。
血糖が上がるものを食べる時は、ヒューマログを適当にプラスして食べている。
適当とは言っても、それを食べるには何単位必要か?をだいたい割り出していることが多い。
いや、それでも体調などに左右されるのでね。
次の食前に血糖が80~100になるかどうかは運任せ。
絶対ってのはないので、当たるも八卦当たらぬも八卦、ってなところなのだな ^^;
簡単なようでいて、ムズカシイ。
それが血糖コントロールってもんなんだと思うよ。


アタシが糖尿を発症したのは、1979年の夏。
そりゃ、14才の食べ盛りに日に複数回のインスリン注射が必須の糖尿病だと言われ。
「高校生になったら、小遣いが増えて。兄達みたいにコロッケ、買い食いできる!」

そう思ってたっていうのに。
突然の、買い食い禁止令を出されたばかりか・・・
日々の食事制限と運動、インスリン注射。
ほとんど義務化されたんだからね。
そして、揚げものは衣を剥がして食べろ!だなんて。
青天の霹靂もいいところだったんだから。
(「そりゃ~、勉強が疎かになろうってもんよな?」
・・・と言った時にゃ~、親にゲンコツ食らったわ (T_T)・・・
悔しいんで、ここで心がねじ曲がったのかもしれん! と言っておこう(笑))

で。
こちとら、成長期だってぇ~のにクチにするもののほとんどを。
調味料まで量を決められて。
そりゃないゼ!ってなったもんね。
制限を言われなかったのは水と酸素くらいなんじゃなかろうか。
・・・運動するのに水と酸素を制限したら死んじゃうよね!なんて思ってた・・・

制限や糖尿に対する誤解に必死に耐え。
いままで、自分がこうだ!と決めた道をひたすら突っ走ってきたんだけど。
そう思うと、いつも頭に浮かぶのはどれもアタシが糖尿を発症した頃の。
1980年代の歌。
「翔べ!ガンダム」とか「銀河鉄道999」なんだけど。
嶋大輔さんの「男の勲章」も良いな、と思う。
周りから何を言われようが、自分の道を信じることで自分を保ってきたんだから。
・・・発症時の強制入院中に「尿糖はいつでも(-)を保て!」ってのがきつかった・・・

インスリンが保険適応(1981年)じゃなかった、1979年からインスリンを処方され。
使い方を間違えれば命に係わる劇薬を使い続けてきて。
血糖測定器が保険適応(1886年)じゃなかった、1984年くらいかな?
その頃に血糖測定器を実費(8万円)で買わされて使わされるまでは、尿糖試験紙と。
尿のケトン体を調べる試験紙しか、自宅では出来なかったし。
死にたくなきゃ、意地でも自分で何とかして頑張るしかなかったんだけど。
そんな時代を経て、ただいま糖尿病歴43年。
今年の夏で44年になるけど、効かせたい時に効くインスリンや薬が出来たのが嬉しい。
いまのところ、アタシには網膜症やら神経障害やらが出ていないってことなので。
これって、自分だけの勲章だよな、って。
やっぱり、「男の勲章」の歌詞が現在の自分にはシックリくる。

ガラスの注射器などを煮沸して使っていたであろう、リリーインスリン50年賞を受けた人達。
アタシなんかより、さらに困難なことがあったに違いない。
何かあった時の心の支えに出来るよう、その経験を機会があれば聞いてみたいな、と思う。


それにしても。
食いもんの恨みってのは、恐ろしいわ。
子供の頃、1970年代に兄が雑誌で読んでいた「エコエコアザラク」とか。
「魔太郎がくる」とか、そういうものの影響かな。
「この恨み、晴らさでおくべきか!」だよ、本気で。
コロッケ食べても平気なように血糖コントロール出来るようになってやる!
これが、アタシの原動力になったんだからね。

兄達からの影響、絶大。歌も漫画も。
残念なのは、なぜ脳ミソの出来がアタシだけ妙なのか?ってこと。
小3くらいの算数が、もうお手上げだからね。
なのに、なぜ高校入学と卒業できたんだかナゾ。
何故か、変なことばっかし覚えている脳ミソなんぞ、、、あんまし要らんわ。
(以前、「あんまし要らん」と言ったら。
次兄に”ちったぁ~要るってことかよ”と困惑されちまったぃ ^^;)
・・・面と向かってそんなこと言う兄もどうかと思うゾ・・・

まぁ、わりと仲が良い兄妹だから言えるんだよね、コレ。
本当に仲が悪かったら言えないんで、良しとしておく。


さて。
気分転換しよう~

そういえば、ウチの先住犬たちってのは。
けっこう、こういう顔をするのが得意だったのは何故?^^;
(いまは亡き、柴犬・ナナち)

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でも、いい顔もするんだよねぇ。
(2頭ともいまはいない。黒ゴマ毛:縄文柴犬・ゴマの助 白っぽい:日保系の柴犬・ナナち)

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いつも、こういう顔しててくれりゃ~いいのに。
(北海道犬・ホクは、本当は気性が荒いんだけど。
金太郎飴的な・・・いつでもどこでも、大体この顔だった)

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まぁ、なんだかんだと。
毎日、腹が立つことや面倒なことが起きるんだけど。
ムカッとしながらも、試行錯誤したりして対処していくしかないのかなぁ。

てなワケで。
とりあえず、元気出していこ~。



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テーマ : 病気と付き合いながらの生活
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

一(はじめ) 

Author:一(はじめ) 
(ゆゆんのつぶやき)


聴覚障害あり 

1型糖尿病。
14才の夏(1979年)に 
「若年型糖尿病」を発症した。

いまのところ(2022年9月)、治療が必要な合併症無し。

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